大阪淀屋橋のコワーキングスペース・ScribbleOsakaLab運営ブログ

大阪メトロ御堂筋線「淀屋橋」駅1番出口より徒歩4分。大阪市役所北側すぐのイベント・コワーキングスペースの運営ブログです。

大江橋北詰ホンマモン計画のこと。〜其の一

2018年4月24日(火)にイベント・コワーキングスペースScribble Osaka Lab(通称SOL)をオープンしてから、およそ10ヶ月が経過しました。

 

店舗の運営経験もノウハウもないままここまで突っ走ってきましたが、ふとたくさんの方々にお世話になっているにも関わらずその場限りで終わらせてしまっては失礼だなと思い、何らかの記録として残すべく急きょイベント報告などをブログに綴り、対外的に発信していくことにしました。

 その中でも何回かに分け、昨年5月からスタートした大江橋北詰ホンマモン計画のことを書いていきたいと思います。(ただ会の趣旨が「ベンチャー業界の不都合な真実をぶっちゃけトークする」というアナーキーな会なのでほとんど書けないことばかりなのですが…)

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事の発端は、数年来お世話になっているプルータスコンサルティングの中川卓也氏に、淀屋橋コワーキングスペースを開設するので何か起業家向けのイベントを開催したいという相談を持ちかけたことにあります。

中川氏は日本のベンチャー業界の中でも特異な存在で、北海道から沖縄まで、一日のうちに複数の地域を駆けずり回り数多くの起業家と接点を持っておられる稀有な存在です。朝6時から深夜までFacebookでメッセージがビュンビュン飛んできます。とくに深夜は過激発言も多く返答に窮することも。。

それはさておき、中川氏は私が何の後ろ盾もなく大阪にコワーキングスペースを開設することを意気に感じてくれ、これまで全国行脚して築き上げてきたつながりの中から瞬く間に錚々たるスタートアップや支援人材の方々の予定を数ヶ月先まで抑えてくれたのです。

今年1月で9回目を迎えましたが、それまで登壇いただいた方々から私自身が得た刺激や熱量を考えただけでも、SOLを開設したことに十分価値があったと感じさせられる次第です。その一端でもこのブログで伝えていければと思います。

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 さてさて、当初起業家向けのイベントをやろうと決めたときはまだ名称は決まっていませんでしたが、”ホンマモンの起業家や支援人材が本音と本気でぶつかり合う”という会の趣旨から、中川氏の発案で「大江橋北詰ホンマモン計画」に決定。

資本政策やファイナンスなど起業家のリテラシーを高め、投資家と起業家の間の”情報の非対称性”を少しでも無くして”ホンマモン”のベンチャーエコシステムを構築していこうというのが我々の目指すべきところとなりました。

箱のキャパからも20〜30名が限度なので、セミクローズドに思いの丈をぶちまけるには打ってつけ。時折ポンポンと飛び出す中川氏のぶっ込み発言に引きずられてしまうのか、はたまた大阪のムードに気が緩むのか、ここに来た登壇者一様に口を揃えて「こんな話今までしたことなかった」、「しまった、喋りすぎた」というくらい。

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とはいえ出だしの5、6月は緩やかにスタートしました。「スタートアップのためのエクイティ・ファイナンス」の基礎編・応用編というタイトルで中川卓也氏が資本政策のイロハを手ほどき。また6月から迎えた初のトークゲスト、AchiTec株式会社・取締役CFOの藤中達也氏がシリーズAの資金調達を実現するまでの苦労や裏話を開陳してくださりました。

「VCは少なくとも20社以上会え!たかだか2社や3社断られたくらいで諦めるな!」

そんな命令口調ではございませんでしたが、換言するならこれが藤中氏からの端的なメッセージでした。

藤中氏もそうですが、登壇者の共通項として私が感じているものーそれは誰のせいにもできない起業家やスタートアップにジョインするという道を選んだことに対するある種の清々しさ。

キャッシュが尽きかけて「死の谷」や「魔の川」の淵に立たされることも、人との出会いやふとした僥倖に恵まれ土壇場でそこを乗り越えることも、資本政策に無知であったがため自分の作った会社を追い出される憂き目に遭うことも、次のステージに進むためには当初の創業メンバーと袂を分かたねばならないという非情な決断も、いずれも自分の判断と選択の積み重ねであり、言い訳も逃げることもできない。それら一切合切引き受けて今この場にいるということの清々しさ。その笑顔のまなじりの皺にどんなストーリーが刻まれているのか、ついつい勘繰ってみたくなったりもします。

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そうした彼らの魅力を少しでも伝えることができればと思います!

(其の二へと続く。)

次回第10回・2月13日(水)の詳細およびお申込みは下記より。

honmamon20190213.peatix.com

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

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