大阪淀屋橋のコワーキングスペース・ScribbleOsakaLab運営ブログ

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大江橋北詰ホンマモン計画のこと。〜其の二

今回は2018年7月の第3回についてご報告したいと思います。

まずタイトルと登壇者から。

 

◯2018年7月19日(木)『資金調達のリアル』

 株式会社プルータスコンサルティング 島田 光太郎 氏

 コバコ株式会社・代表取締役/たにぐち税理士公認会計士事務所 代表 谷口 悠一 氏

 株式会社SAMBAR・代表取締役 堀池 広樹 氏

 

 第3回ではまず第一部で株式会社プルータスコンサルティングの島田光太郎氏から、同社のM&A業務のご紹介がありました。ここでも、M&A業務がバイサイドとセルサイド、両者の仲介をするところに内在する”利益相反”という不都合な真実があぶり出されました。

 同社は必ずバイサイドかセルサイド、いずれか一方のFA(フィナンシャルアドバイザー)に入るという立ち位置を崩さず、またこれから多くの中小企業経営者が引退時期に差し掛かり大廃業時代を迎えるという予測もある中、M&A業務のノウハウを中小企業にとって身近な存在である地場の税理士・公認会計士へと落とし込む活動も精力的にされているとのこと。「虎ノ門会」と呼ばれるその会に実は私も後日島田氏の紹介で顔を出すことになりました。(タイガーマスクの「虎の穴」みたく何やら怪しげですが、そこでもかなりコアな情報が飛び交ってます。。)

 続いて第3回からスタートしたのが第二部のバディ形式ー起業家とその右腕であるCFOや支援人材が二人三脚でいかにして創業からの苦難の道のりを乗り越えてきたのかを吐露するというセッションです。

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 第3回では、eスポーツのメディア事業を展開されている株式会社SAMBARの堀池広樹氏とコバコ株式会社の谷口悠一氏のお二人。

 お二人は大阪イノベーションハブで実施されているシードアクセラレーションプログラム・OSAPで知り合いウマが合って、なんだかんだと一緒に並走してきたご関係で、谷口氏は公認会計士として当時トーマツに所属されていましたが、今はその職を辞し、なんと出身地である兵庫県佐用町で”泊まれるコワーキングスペース”を開設されるという変わり者、、いえ、大変な熱意のある方です。実際に足を運んだ方が口にされるのは「とにかく遠い」、ただ地域のため、生まれ故郷の活性化のため尽力される姿に非常に感銘を受けました。その飄々とした語り口のどこにそんな熱意が潜むのか、そのギャップがまた魅力的。

 一方の堀池氏は対照的にまさに怖いもの知らずのイケイケベンチャー。VCからの資金調達もキャッシュアウトの危機も圧倒的なポジティブさとメンタルの強さで乗り切る!

 eスポーツビジネスを海外で広めるべく、フィリピン展開までされている凄まじい行動力の持ち主。実はこの後の交流会で、堀池氏とノリでフィリピン行きましょうという話となり、堀池氏やSOLのデザインや大江橋北詰ホンマモン計画のロゴ制作をしてくれたミル株式会社の代表取締役・春日崇喜氏とフィリピン・マニラで珍道中を繰り広げることになるのですがそれはまた別のお話。

 はたから見ていると「危なっかしい、やめておいたほうがいい、引く勇気も大事」、そうアドバイスしたくなるようなことに頭から突っ込んでいく向こう見ずさは決して褒められたものではないかもしれないですが、失敗しないと見えない景色もあり、それでも這いつくばって歩を進めることで見えてくる景色があるのも事実。

ホンマモン計画はそういう人たちを応援する場でありたいと強く願います。

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(写真は堀池氏らと訪れたフィリピン・マニラでの一コマ。奥に建設中のビルが聳え、眼下には掘っ建て小屋のような貧しい街並みが広がる。)

 (其の三へと続く。)

次回第10回・2月13日(水)の詳細およびお申込みは下記より。